国際ロボット展改め「国際ロボットアーム展」に行ってきました
国際ロボットアーム展に行ってきました
毎年年末になると東京ビックサイトで開催されている
国際ロボット展に行ってきました。
ロボット展と名乗っていますが、あるのはほぼロボアームです。
アンドロイドのねーちゃんは見かけませんでした(涙
四方八方ロボアームだらけで最初は正直がっかりしました。
おすすめ巡回順
今回は巡回順がよろしくなかった。
アームロボット展にデートで行く人のためにおすすめ巡回順を教えよう。
巡回順を間違ってロボットアームしかないフロアに最初に行っちゃうと
カノジョ、めぐみん、5秒で飽きてエクスプロージョンだぜ。
え~おほん。
会場は2か所に分かれてます。
ビックサイトと 青海・西・南ホールの2か所です。
今回は時間の関係でビックサイトしか回れませんでした。
なので、ビックサイトのおすすめ巡回順です。
ビックサイトでは西1F、西4F、南1F、南4Fの合計4フロアです。
おすすめの巡回方法は①南4F②南1F③西1F④西4Fです
①はファミリー向けで、VRカヤックとかアシストスーツの試着等
体験型の展示も多めです。
②はYAMAHAや東芝等の誰でも知っているメーカーもあり、展示が華やかです。
コンパニオンのおねーちゃんも増し増しです。
③ロボットアームパラダイスです。みんな大好きDENSOのはんこロボもここです。
④ロボットアームパラダイスその2です。
ご想像の通り①から④にしたがって華やかさが下がって行きます。
私は③④①②と巡回してしまいました。エクスプロージョン。
考えるロボットアーム
展示で一番わくわくしたのが、南1FのMUJINの展示ブースでした。
ロボットアームを工場で使うとなると、ロボットアームの教育が必要なのですが、
これが結構時間がかかる上に、突発的な障害には弱いそうです。
MUJIN社のロボットアームは、自動運転に使われている技術「モーションプランニング」を使って、始点と終点を指定してあげれば自分で考えて最適な動作を自発的に
行うそうです。
ロボットアームの他にも自動で動くワゴンなどもあり
MUJINのロボットを使った完全自動物流倉庫が既に出来上がっているとのことです。
モーションプランニングは下記リンク参照
なっなんと。知らない内にもうそんなものが・・・
ちなみに、MUJINのブースのプレゼンターがかなり巧い方です。
もしロボット展行けたら、必ず見学してください。
以降のロボットアームの見方が変わります。
アシストスーツ+α
重い荷物を持つ等、力仕事時に役立つアシストスーツを展示している企業が
ちらほらありました。
物流や介護等で腰にかかる負担を軽減する目的です。
正直そーいうのは既存でいろんなところ見かけるのですが、これは初めてです。
これ、手の動きもフレキシブルにアシストします。
守りたいのは腰だけじゃないですもんね。
運送屋さんに是非、早く普及させてあげて欲しい。
ロボライダー
YAMAHAのブースです。ライダーロボです。
このロボがプロライダーの記録に挑戦する映像が流れていました。
最初はラジコンバイクだと思っていたのですが、ロボの物理操作でした。
バイクに専用インタフェースつけて、ソフトウェア制御しろよ!!
でもイイ!!ロマンがある。
みんな大好きハンコロボ
いろんなところで物議を醸しだしたハンコロボです。
残念ながらハンコ現場は押さえられませんでした。
今は、紙の資料を1ページずつめくって電子化している最中です。
いろんな記事で、ハンコを押す点が取り上げられて
「まずハンコ決済文化をなくせよ」と突っ込まれていました。
説明文は「オフィス向け定型書面押印・冊子型書類の書面電子化」
ハンコを押すのが主目的ではなく
自動化したい業務フローのなかで自動化が難しい部分をなんとか
機械でやっちゃうというものみたいですね。
はい、変態技術に決定!!
日本のステキなマゾ達よ!!
ハンコロボを見て
「合理的に考えてハンコ決済なくせば全部おっけーだろ」と言うのも分かります。
しかしこの国民のマゾっぷりをなめてはいけません。
一揆しちゃうより米の増産に励むような連中です(誉め言葉)。
お上の声には「はい承知しました」です。
しかし思うのです。日本の技術の核心はこの変態さにあるのではないでしょうか。
最短ルートでは決してたどり着けない無駄な技術蓄積がある。
そして、その無駄は今は無駄だが未来には黄金に変わる時がある。
ハンコを押すロボットアームの動作の研究だって、多くの知見を生んだ
ことでしょう。
お金に直結しない技術開発に寛容であることはとてもいいことだと思います。
5年後の未来
5年後、世の中はどうなっているだろうか
今自分がやっている仕事はあるだろうか?
今回の展示で自動化が容赦なく進んでいるのが実感できた。
ある日突然無防備で解雇にならないように
最新技術の動向は探っていこう、来年も行くで。